臨床研究

2018/04/20(金)

急性腰痛に対する運動療法

 

 

 

 

 

 

 

from 脇本竜次

治療院のデスクから、、、

 

 

<急性腰痛の原因とは?>

急性腰痛の原因は単純に筋肉だけではない可能性があります。

骨折・腫瘍・内科疾患(腸・腎臓・胆のうの異常)などの可能性をまず疑うべきです。

それを見落として、徒手療法・運動療法をやってしまうと症状が悪化してしまいます。

なので、病院受診やDrによる診察を進めることが必要になってきますので、そういった観点で受傷機転を聞いていただければと思います。

 

 

 

<急性腰痛に対してガイドラインでは>

可能な範囲内で活動量を維持するようにと記載されています。

別の動画でもお話ししましたが、安静にするより活動量を維持した方が痛みけは軽減していくことが研究で報告されたからです。

なので、可能な範囲で運動をしていくことが必要になってきます。

 

 

 

<どのような運動をすればいいのか?>

痛みの無い自発運動が有効であると言われています。

自発運動によって腹側被蓋野ドパミン作動性ニューロンの活性化され、鎮痛効果があると報告されています。1)

人間には本来から痛みを鎮痛させる作用がある脳内物質が放出されます。

運動をするとその機能がより活性化され痛みを和らげる作用があることがわかりました。

 

 

 

<具体的にどんな運動がいいのか?>

急性腰痛の方は痛みに対しての恐怖心や不安過敏の状態に陥っています。

なので、運動を文節的に行うという方法をします。

腰部から離れた部位からの運動を行なって、自発運動による腹側被蓋野ドパミン作動性ニューロンの活性化をはかりながら、患者自身に運動をしても痛く無いことを再学習してもらうことが有効な手段となりえます。

なので、決して痛みを誘発するような運動ではなく、痛みのない範囲で行える運動療法を文節的に組み立てることが非常に重要なポイントとなってきます。

 

 

 

<まとめ>

文節的な運動によって脳に痛くない運動ができることを再学習してもらう。

 

 

 

 

<参考文献>

1)Mechanisms of Exercise-Induced Hypoalgesia. Kelli F. Koltynら, J Pain. 2014 Dec; 15(12): 1294–1304

 

 

 

 

動画はこちら

 

最後までブログをご覧いただきありがとうございました。

ー脇本竜次

 

 

 

 

 

 

 

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