肩関節周囲炎
2018/04/15(日)
肩の痛みを劇的に変化させる橈骨動脈のリリーステクニック
from 脇本竜次
福岡の会場から、、、
<なぜ動脈のリリースをするのか?>
血管の周囲には交感神経が分布しており、血管周囲の結合組織が癒着すると、交感神経が反応し痛みを感じてしまいます。
筋・筋膜を治療しても、痛みが残存したり、症状の戻りがある場合には、動脈のような筋・筋膜以外の組織に目を向ける必要があります。
特に血管は先ほど説明した解剖学的特徴によって、痛いの原因となりやすいのです。
<肩関節は人体の弱点>
肩関節の機能には矛盾した機能が必要になっています。
運動性と安定性です。そのため肩周囲は非常に痛みが出現しやすくなっています。
なので、肩関節のどんな痛みに対しても対応できる、評価・治療の手段を多く持っておくことが必要と考えます。
<治療対象部位に直接刺激を加えると?>
直接的な刺激を加えるとその周囲の筋に対し、逃避反射や屈曲反射を誘発してしまう可能性があります。
痛みを伴わない接触や圧刺激により誘発される反射は皮膚反射 (cutaneous reflex)と呼ばれ、同側肢の伸筋および屈筋 ・同側肢の伸筋および屈筋群ならびに対側肢を含めた多くの筋群に興奮性変化が生じます。1)2)
そのため、Fascia連関のある部位に対し刺激を入力することにより、効率的に組織の治療ができる可能性があります。
<どこに振動を加えるのか?>
手首の部位の橈骨動脈を治療する際には、内側上顆から3横指内側の上腕動脈の部位に振動刺激を入力し手首の部位の橈骨動脈をリリースします。
肩の痛みのある方に、疼痛誘発動作を行い、変化が出たのであればこの治療をしていただければと思います。
<参考文献>
1) urke D, Dickson HG, Skuse F: Task dependent
changes in the responses to low threshold cutaneous afferent volleys in the human lower limb. Physiol, 432: 445 458, 1991.
2) ehr EP, Duysens : egulation of arm and
leg movement during human locomotion. euroscientist, 10 (4) : 347 361, 2004.
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ー脇本竜次
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