臨床研究
2018/05/29(火)
痛みを取る運動量の理論とは?
from 脇本竜次
京都の会議室から、、、
<痛みと運動の関係性をご存知でしょうか?>
痛みは運動によって改善されるという研究が多々報告されます。
その理由を説明することができますでしょうか?
理由を説明することは重要なことと言えます。
特に運動療法の場合は、患者自身が行うものであり、セラピストによる十分な説明によって患者が意味を理解することが必要だからです。
意味を理解することで、運動の動機づけともなるので、セラピストが十分な理解をしておくことが必要になります。
<運動療法はどんな理論があるのか?>
運動療法によってExercise Induced Hypoalgesia (以下EIH)が生じると言われています。1)
EIHとは疼痛緩和効果のことであり、運動によって痛みが緩和されると様々な研究で報告されています。1)
<運動療法による痛みの変化>
運動療法を行うことによって、運動とは直接関係のない上腕二頭筋の圧痛閾値が即時的に上昇することが確認されています。1)
つまり、運動する部位に関係なく、運動することによって痛みの軽減が測れる可能性があります。
それでは、脳内で何が起こってるのでしょうか?
<脳内の変化>
運動によって脳報酬系が賦活されドパミン産生量が増加することが報告されています。2)
このドパミンがポイントとなります。
このドパミンは喜びや快楽を司るホルモンであり、鎮痛効果のあるホルモンになります。
このホルモンの作用によって痛みを感じにくい状態になる可能性があります。
<まとめ>
痛みのある方に無理のない運動を進めていきましょう
運動によって脳内ホルモンの変化で痛みにとって非常に良い状態になります。
<参考文献>
1)Steiger, E, Wirth, B., de Bruin, ED., Mannion, A.E, Is a positive clinical outcome after exer- cise therapy fbr chronic non-specific low back pain contingent upon a corresponding improve- ment in the targeted aspect(s)of perfbrmance?
A systematic review, Eur. Spine J.,21(2012) 575-598.
2)kami, K., Taguchi, S., Taj ima, E, Senba, E., Mechanisms and effects of forced and volun- tary exercises on exercise-induced hypoalgesia in neuropathic pain model mice, PAIN RES., 30(2015)216-229.
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ー脇本竜次
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