臨床研究
2018/05/22(火)
腰痛を引き起こす上殿皮神経障害
from 脇本竜次
自宅のデスクから、、、
<腰痛の有病割合>
腰痛の有病率は男性:57.1%、女性:51.1%であると言われています。1)
つまり、人口の約半分の方が腰痛で悩んでいる方がいらっしゃいます。
なので、非常に臨床上で出会う確率が高いでので、私たちセラピストが腰痛治療に特化することは重要である可能性があります。
<腰痛の原因は>
そんな腰痛の原因とはなんでしょうか?
それは人によって様々であると考えます。
ある筋肉だけの治療で痛みが消失する方のいらっしゃいますし、筋肉の治療だけではなかなか改善しない方もいらっしゃいます。
なので、多種多様な原因があるのでそれに対応できるセラピストになる必要があります。
<椎間板の異常は痛みに影響するか?>
椎間板の形態異常で痛みが生じるかについて論じている研究があります、
ある研究では腰痛のない多くの人々も重度の椎間板損傷を示したが、他の多くの腰痛患者は同年齢の疼痛のない人よりも良好な椎間板を示したと言われています。2)
つまり、椎間板の形態異常によって痛みは生じない可能性があります。
<結合組織による滑走性の低下>
ここで見ていただきたいのは結合組織です。
結合組織の癒着が生じることによって、組織の滑走性が低下し痛みが生じます。
そのため結合組織の滑走性というのは、痛みのない動作に必要です。
<上殿皮神経周囲の結合組織>
このブログでは上殿皮神経をご紹介いたします。
上殿皮神経というのは、上殿皮神経障害といわれるくらい非常に腰痛の原因となりやすい部位と言われています。
上殿皮神経障害は1950年代に発表され、近年より腰痛との関わりについて注目されています。
ですが、その原因については、さまざなな原因があると言われており今後の研究の課題です。3)
<やってほしいただきたいこと>
①上殿皮神経の解剖図を確認
②上殿皮神経に圧迫を加えて痛みがある動作をしてもらう(疼痛誘発動作)
③痛みが軽減すれば、その部位の治療
<まとめ>
臨床上腰痛の原因として頻繁に遭遇する。
<参考文献>
1)腰痛に対する全国調査 報告書 2003年 福原俊一 鈴鴨よしみ 森田 智視 髙橋奈津子 紺野慎一 菊地臣一
2)The Use of Conservative and Alternative Therapy for Low Back Pain .Academic Editor: Toku Takahashi.Received: 30 June 2015 / Accepted: 28 August 2015 / Published: 9 September 2015
3)上殿皮神経障害のレビュー 金景成 井須豊彦 脊髄外科 VOL30.NO2 2016年8月
動画はこちら
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最後までブログをご覧いただきありがとうございました。
ー脇本竜次
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